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  06 ,2018

団塊あらいぐまの自転車 世界&日本一周挑戦記


プロフィール

あらいぐま

Author:あらいぐま
団塊あらいぐまが自転車で世界&日本一周を目指します。

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Category: Berlin-Gdanks-Vilnius 2018.6.13~7.4

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2018.6.18 ポロホボからコウォブジェックへ von Polchowo nach Kolobrzeg
 さて、昨日の無人ペンションの問題だが、今朝、一気に解決した。
 朝、5時頃に起き出し、ペンションオーナーが所有しているであろう大きな庭園を
歩いていると、背の高いハンサムな男が声をかけてきた。そして「この部屋に泊まっ
ている方ですか?」と訊く。「そうですよ」と答えると、全てを了解したようで「良
かった!何時に到着するのか電話がなかったので、キーを指しておいたのですが、理
解していただいたのですね」という。電話で到着時刻を知らせることを知らなかった
(後で、予約確認メールを見たらそう書いてあった)ので「電話もないし、それはで
きないのです」と、到着予定は4時を希望したのに、ペンションの都合が優先される
のかと、ちょっぴり不満だったが、そこは優しい日本人だ。にっこり笑って「いい部
屋でぐっすり休みました」。彼も、助かった…という表情で「朝食は何時にしますか」
と話のステップはもう次へ。私も不法侵入を免れて、良かった!と、次へ。
※このロフト付きペンションに泊まった。
DSC06143.jpg 

 さて、ちょっと遅めの朝食を取り、スタートしたのは9:30前。私としては遅い出発
だったが、今日の目的地までは85キロとの予測。まっ、大丈夫だろう。

 今日のルートも基本的には国道沿い。しかし、観光地のエリアであるせいか、国道
脇の自転車道はかなり整備されていた。特に、北海沿いの国道脇には立派な遊歩道が
整備され、実に楽しく、安全に走ることができる。政府の観光対策にも力が入るエリ
アなんだろう。
※国道脇には自転車道。このエリアはその割合が多いのか?
DSC06148.jpg 
※今回の見渡す限りは麦。
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※青い花(名前不詳)と風車も典型的な景色か?
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※廃屋を発見。後継者難はここでも。
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※一天にわかに黒い雲が湧き、雨を覚悟したのだが…
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 さて、北海に近くなると心持ち、風は冷たくなったような気がした。しかし、風光
は基本的に西からで、これは追い風というメリットをもたらしてくれる。ここまでは
計算通りとほくそ笑む。焦らされたのは午後3時頃。雲が真っ黒に変わり、今にも降
り出しそうな塩梅になったのだ。そして、少しはポツポツと来たのだが、雨もそこま
で。降ったと言える量にはならず、その後、また太陽は輝いている。ホテルでの食事
(もちろんビール付き)はタラのフライがメイン。野菜たっぷりのスープも美味しく、
私にはとても合う。明日からも楽しみだ。
※避暑地らしく、道路脇に土産物店が勢揃いの区画もあった。
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※が、喧騒をわすれる静かな自転車道で最終点まで。
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※そして、シャワーの後に待っておるのは琥珀色の液体。今日も美味かった!
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 さて食事後、北海まで歩いてみた。およそ300メートルで展望台と遊泳エリアに
着く。ビーサンを脱いで浜辺に立てば、北海の水が足を洗う。さすがに冷たい!と
思ったが、現地の人は嬉々として遊んでいる。体感機能が優れているのと、短い夏を
楽しみたいの2つの理由からだろう。フロントのアンさんは愛嬌たっぷりで優しい。
宿泊はやはりホテルにしようか…と昨日を思い出しながら思案している。明日も北海
沿いを東上するが、はて、どこまで行けるやら?
※本日の走行地図、
20180618.jpg 
●距離 87.0km
●走行時間 5時間13分

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2018.6.17 ムルヒンからポーランドへ von Murchin nach Polen
 ユニークは芸術家とは結局、少しだけの話しかできなかったが、市井のアーチストは
十分に独創的で貫禄も十分だった。きっと、優しいご主人に支えられて…

 その家を午前7時に出た。今日はいくつかの川を越え、フェリーにも乗るはずだ。
フェリー発着の時間帯も頻度も気になるので、ちょっと早めの出発だ。道路はまだ空
いているので、州道を快調に走る。途中、な~んもない景色をパノラマ写真に収めよ
うとチャレンジしたのだがうまく行かなかった。練習が必要だ。
※一応、チャレンジの証を。つながらないね!
DSC06055.jpg 

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基本的にはこんな道を走る。
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 もうひとつ、考えたことがある。テーマを決めて写真を撮ったらどうか?で、バス
停と道端の植物と決めた。こちらのバス停はほとんどが家である。おそらく長時間の
待機を想定しているのだろう、屋根とベンチがある立派な家である。かって、雨にあ
ったときに逃げ込んだ記憶も何度かある。一度は、樹の下にいた私を、対向車線のバ
ス停の若いカップルが「こちらに来い」と誘ってくれたっけ。そんな思い出もあるバ
ス停がまず被写体1号。そして道路脇の草花や野菜も撮ってみたい。名前が分からな
いものは帰国後に調べてみようか…は絶対にしないだろうな。

 さて、ドイツとポーランドの国境はあっけなく越えた。地図では、この先にフェリ
ーがあり、渡る川が国境と理解していたのだが、国境は小さな川で、短い橋の手前と
向こう側に両国のサインがあるだけだった。通りかかったジジにシャッターを押して
もらい無事通過。が、通過するということは、国が変わり、通過が変わり、文字が変
わるということ。慣れたドイツ語看板がポーランド語看板に変わると、突然読めなく
なる。アルファベット通りでない発音が増えるのだ。なので、看板注視という作業が
始まる。しかし、経験はここでもモノを言う。ほどなく表示システムを思い出し、気
分は少し楽になった。
※これはドイツ側。
DSC06096.jpg 
※そしてポーランドに入国した。
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 暑いので水分補給に注意しながら、思いのほか早くに目指すペンションに着いた。
が、問題はここからだ!4時に入り口にたどり着いたが、誰もいない。ドンドンとド
アを叩き、ハロー!と呼びかけても…無音。困って、途方にくれた眼に、2つの、鍵
がぶら下がったままの部屋が2つ見えた。ひょっとして、持ち主は急用ででかけたの
で留守になる。だからここに勝手に入っておけということではないのか?そう考え、
ロフト付きの部屋に入ってみると、ひとつにはベッドが3つ、ひとつはベッドひとつ。
ということは、一人(あるいは二人)旅と家族あるいはグループ旅行者が来ることを
想定しているのだろうと解釈し、ベッドひとつに入り込み、シャワーを使うことに。
もし、この対応が違っていて避難されたら、こちらも日本語で堂々と主張しよ!そう
腹をくくっての行動だった。

 ふと気づいた。オーナーがいないということは夕食がないということに!全くの田
舎と言っていいこの地域に、レストランがあろうはずはないと走っていて分かってい
た。明日の朝食は予約してあるが、今夜の食事は、さあ、どうする?で、この村への
曲がり角に小さなミニコンビニのような店があり、そこで水などをかったのを思い出
し、急遽、自転車で買い出しに行こうと決めた。荷物は降ろしてるから軽い、軽い!
3キロを走って店に着いたら、オーナーは閉店準備中だった。「まだいいか?」「OK」
というような顔ランゲージで店に入り、まず缶ビール。で、なにか美味しそうなもの
を…と探すがお菓子ばかり。ふと棚を見るとインスタントラーメンのようなパッケー
ジが見えた。手に取ると、絵柄はラーメンで製造はクノール。これはお湯で調理でき
るものと判断し、これとビスケットと調達し、アイスクリームを頬張りながら帰還。
が、オーナーの姿はどこにもない。そこで、湯沸かし器で湯を沸かし、大きめのカッ
プ2個に「ラーメン」を入れ、待つこと2分。これにトマトとビスケットを加えたも
のがポーランド初日の夕食。さすが、寂しかったが、屋根の下でゆっくりと眠れたこ
とで良しとしよう。
※豪華な夕食!!笑っちゃうね!
DSC06136.jpg 

 困ったのは、WiFiのパスワードが分からないことだ。予約の時に「無料ワイファイ」
と書いてあるのを、一昨日の経験で重視することにした翌日のこの事態。理由が異な
るとは言え、通信不能は同じこと。だから、この文章も下書きで、ネット接続が再開
した時のアップになる。いやはや・・・・

 ちなみに今、現地時間は月曜朝7時40分。日本ではもう昼過ぎだ。ブログも早く書
きたいのだが、とにかくオーナーと連絡が取れないことには…。

 と書いたところで、外で人の気配が!急いで出てみるとオーナーだった。彼は私か
らの電話を待っていた…というすれ違い。だが、今の私には電話はない!が、鍵の件
は予想通りだったので、まっ、これで一件落着。ネット節度雲可能にになったし。
※本日の走行マップ。北海をちら見しながら走りました。
20180618.jpg 
●走行距離 92.3km
●所要時間 5時間43分
●勾配は2%・・・と、マシンが。

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2018.6.16 プレンツラウからムルヒンへ von Prenzlau nach Murchin
 いよいよ自転車の旅が始まる。昨晩はネットもテレビもなく、おかげでよく
眠れた。そしてWiFiはまだ復活していない。今日から週末に入るから、復活は
来週だな、きっと。

 朝食は8時からと聞いていたが、6時半過ぎにフロントに降りてみると、
「最初のグループはもう終えたから、7時には食べられるよ」という有り難い
声。喜んでレストランへ行くと客は私ひとり。他の面々は8時と思っているん
だな…。自転車を奥のガレージから引っ張り出し、荷物を装着してさあ出発。
時刻は8時ちょっと前。涼しいのでチョッキを着込んでスタートした。距離は
約90キロと想定していた。
※ホテル正面には楽しい看板が。
DSC06014.jpg 
※私の部屋のニックネームはワルシャワ。好きなことがバレたか?
DSC06015.jpg
※デカい洗面室。こんなに広いなら洗い場を作って欲しいと言いたい。
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 ルートは州道109をひた走れば良い。自転車道はところどころにしかない
ので主に車道を走る。が、この季節、やはり人々は南に向かうのだろう。対向
車線には多くの車があるが、北行車線は半分ほど。そして、皆、自転車をオー
バーランしてくれるのはいつものこと。順調に走り、予定よりも少し早めに50
キロ地点を通過。ここで、面白くない車道を離れ、ドイツの自転車協会が推薦
している自然保護道を走ろうという考えが浮かび、そちらへハンドルを向ける。
とことどこと砂利道やコンクリートの板を並べた道などになって閉口したが、
周辺には森あり、湖ありで気持ちのいい道だった。
※牛が放牧され、北海道の景色を思い出したので一枚。
DSC06041.jpg 
※車道を離れればこんな景色の中を走る。
DSC06027.jpg

 途中、アンクラムという町で迷った。橋を渡らなくてはいけないのだが、車
道には自転車道はない。が、救う神あり!やってきたチャリダーを止めて、訊
くと「私もそちらへ行くから、一緒に行こう」と言うではないか!ありがたく
付いて行くと10メートル先で停止そして反転「自転車は通れない、違う道を探
しましょう。付いてきてください」となんとも心強い。そして、目指す木造の
橋を渡り、事なきを得た。話せばポーランド人で●●●(聞き取れず)から来
たという。「私は明日からポーランドを走るよ」というと嬉しそうな顔をして
くれた。
※案内をしてくれたグドジャイヴ(?)君がナビを装着していた。
DSC06048.jpg 

 その後、5,6キロ走ってホテル(民宿)着。庭に奥さんが作ったという
芸術品が並ぶ楽しい家だった。ちなみにここは1泊2600円である。
※入るのをためらいかねない入り口。おかしいよね?そして明日はポーラン
ドに入る。
DSC06050.jpg 
※本日の走行距離は94.3キロ。よく走った。
20180616.jpg 
●走行時間 5時間33分
●平均速度 16.9キロ
●勾配は3%。平らなエリアだと分かる。
  

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2018.6.15 ベルリンからプレンツラウ von Berlin nach Prenzlau
※15日の宿泊ホテルのWiFiが不調でネット接続できず。なので、これは一日遅れ
のアップです。

 実は、話は前夜の夕食時にできていた。明日はお別れだねという話題になった
時、私が「大都市へ入る時と大都市から出る時はとても緊張するんだ。車は多い
し、目的地への幹線道路に出るまでのよく迷う」という話すと彼が間髪を入れず
に言ってくれた「じゃ、僕の車で脱出しようか!」実は彼は私と別れた後、約
400キロを走ってポーランドの友人を訪ねることにしている。方向は北東にあた
り、私のルートは特に迂回というわけでもないのだ。私はその提案に乗った「あ
りがとう!では途中の適当な町まで連れってて!」…ふたりとも、なんとなく別
れ難かったのかも知れない。そして翌朝8::30に朝食を取る約束をして別れたの
だった。
 さて今朝、目覚ましの音で6時に起きた私は、急いで荷物の整理と詰め込みを
行った。詰めながら、いよいよ今日から走り始めるのだと、興奮とともに不安を
覚えた。だって、ここしばらく長距離を走っていないし、まして20キロ弱の荷を
積んでなどいつ以来だろう?加えて、ルートは間違いなくキープできるだろうか…
という最大の問題。そんな憂鬱を吹き飛ばすべく、サイクリングウエアに着替え
た私は、荷物を置いて私は自転車を引っ張り出し、ベルリン市街へ漕ぎ出した。
実は昨晩帰宅すると、自転車の脇に空気入れポンプが置いてあった。受付の人が
置いてくれたのだとすぐにわかった。私の希望を忘れていなかったことに感謝し
つつ、タイヤを満パンにし、お礼に一羽の折り鶴を添えて返した。満タンのマイ
チャリはよく走った。空輸の際のトラブルもなかったようだ。慎重にルートを選
び、走り方は地元のチャリダーに習い、なんとかウンター・デン・リンデンに出
た。ここを右折して直進すれば、2012年の旅のゴールで、今回の旅の出発点とし
たいブランデンブルク門があるはずだ。いくつめかの信号で隣に学生らしき女性
が停まったので「おはよう」と声をかけるとニッコリと「おはよう」が返ってき
た。調子に乗って「この先がブランデンブルク門ですね?」と分かっているのみ
尋ねると「そう、まっすぐに行けばいいわ」と返してくれた。こうなると調子に
乗るのがあらいぐま!「実はその門は2012年に初めての旅をした時のゴールなん
です。プラハからこの自転車で走って来ました。今回はここをスタート地点とし
てリトアニアまで走ります」と言うと彼女はちょっと驚いた表情をしながら「おー、
よい旅を!」と笑い、信号が変わったのを見て颯爽と走り出し次の角を右に曲が
って見えなくなった。私はもちろん直進し、門を目指した。

 門は通行止めになっていて、警察官も多い。どうやらサッカーワールドカップ
のパブリックヴューイングが行われるらしく閉鎖されてるのだ。ちょっと寂しい
が、道路脇のベンチに座っていた中学生にシャッターをお願いして、安心してス
タートの図を決めた。これで、あの旅と今回の旅が、つ・な・が・る!

 ここからはちょっぴり余裕を持って走れた。大学も博物館の宮殿もテレビ塔も
昔と同じようにそこにいた。走りながら、脚や腕の筋肉が走っているのを喜んで
いるのが感じられた。ああ、また一匹の動物に還っていく期間が来たのだなあと
嬉しかった。
※ブランデンブルク門をバックにスタート記念の一枚。
DSC05963.jpg 

 約束の8時半にフランツのホテルに着いた。最後だからと私の分の料金を払っ
てくれたが、本当に彼にはお世話になった。ヨーロッパに来た緊張をほぐしても
らうのも今回が3回めになる。南ドイツから、プラハへ2回、そして今回はベル
リンへやってきてくれる。話しながら私は雰囲気になれ、ドイツ語を思い出し、
旅への鋭気を養っていく。本当にありがたいヤツだ。前日と全く同じ朝食を済ま
せ、自転車を彼の車に積み込み、30分後に私のホテルの前で会おうと約束して別
れた。そそくさとホテルに戻り、急いで荷物をまとめる。約束の時間にホテル前
に出ると彼ははもう待っていた。重い荷物を積み込み、さあ、出発。目的地は約
70キロ先のテンペリンという町になった。ここから私の今日の目的地までは約40
キロ。それくらいは走らないと体は慣れないし、それ以上に、ベルリンから走り
始めたと言えなくなってしまう!ベルリンを離れるとアウトバーンを走っている
にもかかわらず周囲の緑はどんどん深くなってきた。それを降りて一般道に入れ
ばもはや緑のトンネルである。そう求めていたのはこの景色…。そして12時ちょ
と前にテンペリンに到着。市場前のカフェでコーヒーを飲み、別れを惜しんだ。
さあ、いよいよ「一人ぽっちの旅」が始まる。 
※州道は緑のトンネルを走る。気持ち良い!
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※テンプリンでフランツと別れた。どこを走るか地図で説明したところ。
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 プレンツラウまでは片側1車線の道路を行く。途中、ところどころで自転車専
用道もあったが無視。快適な舗装道路を選んで走る。予想通り、道路は緩やかな
起伏を繰り返す。上りでちょっと苦しさを覚えるのは始めの2,3日の常だ。1
回の休憩ではフランツがくれた甘~い(これが重要!)パンケーキを食べ、水分
補給。その間、二人の若者に追い抜かれた。一人目は下校途中と思われ、ザック
を肩にかけて普通のチャリ。もうひとりはサイクルウエアにヘルメットと本格派。
後方から「グーテファールト(素敵な自転車旅を!)と声があたので振り向くと、
若者は爽やかな笑顔で追い抜いていった。突然だったので「ダンケ!」としか言
えなかったが、次にこんな機会があったら「あんたもね!」くらいは言いたいと
思った。そして2時過ぎにプレンツラウに着いた。ふと右をみると大きな湖が見
えたのでそちらへ舵を取り、湖畔のベンチに自転車を止めた。ぶらぶらと湖畔を
歩き、シャッターを押し、戻ると、2つ隣のベンチにサイクリストが座っていて、
ちらっと目が合った(ような気がした)ので、近づき「こんにちは」というと彼
もニッコリと「こんにちは」。隣に座って良いかと問い、話し始めた。彼はロン
ドンに住む英国人で今回はベルリンから走り始めたという。最終目的は決めてなく、
地図を取りだし「明日はここに向かう」と約80キロ先の北海に近い町を指さした。
「私はもう少し先だ」と応じ、しばらく自転車の旅の素晴らしさを称え合い、絶対
に一人旅だ!で共感した。そう語る元気なおじさんは私よりも年配に違いないと思
ったので「失礼ですが何歳ですか?」と訊くと「66歳だよ」と胸を張った。躊躇し
たが「私は71祭です」と言うと彼は突然直立し、深々とお辞儀した。「私が年長だ
と思った」と彼は謙遜し、私は「意外と若く見えているんだな」とちょっぴり悦に
入った。用意した自作の旗にサインをもらい、別れた。ロジャーさん、良い旅を!

 さて、4時前にホテル着。フロントで手続きを済ますとスタッフが言う「あなたは
ここに泊まる初めての日本人なので、あのゲストブックに何かを残してほしい」と。
ああ、その瞬間が早くもやってきたと思いつつ「もちろん!日本語も加えようね」
と返す。気さくなスタッフでとても好感度よくスタートしたのだが…。今日は早め
に日本に連絡できるなとパソコンを開いた時から悲劇が始まった。何と、ネットに
接続できないのだ!パソコンもスマホもダメ。仕方ないのでフロントに行くと、例
のスタッフがニッコリしながら「何ゆうてまんねん。やり方がおかしいんとちゃう
?ちょっとここでやってみてや」と言う。で、ノートとスマホの両方を試すがやは
りNG。すると彼は「ほな、ちょと待って~な。わしのスマホでやってみるさかい」
と言ってスマホを操作するが、やっぱり接続できない「やや、こりゃおかっしいで。
ほな、パソコンでもやってみよ」とパソコンに向かう。「おんどりゃあ!このホテ
ルはネット販売しとるんやろ!通信できなくてどないするねん!」と私も関西弁に
変わる。で、彼はというと「おっかしいなあ!ダメや。ゴメンな!すぐに他のスタ
ッフを呼びつけるさか、ちょっと待っとって!」仕方ないのでゆっくりとシャワー
を浴び、早いけれど先に夕食を済まそうとホテル前のレストランへ。そしてここで
も店頭には「季節の味アスパラ」の看板。一昨日も食べたがそれとビールを注文。
そして、メニューにはアスパラ300グラムを書いてあったのでその量はと確認する
と10本だった。10本は多く、明日から見たくなくなる量だ。次回からは200グラ
ムにしてくれと頼もう…と、人生はどこでも勉強や!
※こんな景色を求めて走っているようなものだ。
DSC05994.jpg 
※見渡す限り…という言葉しか出てこない。
DSC05991.jpg

 ここまで終えてまだ7時。が、WIFIのない私は歌を忘れたカナリヤ同然。テレ
ビもなく、することは、ひょっとしてネットが回復してはいないかと虚しい接続
トライをするばかり。明日のルートを確認して、エーイ、寝てまえ!とベッドイ
ン。今回の部屋は二段ベッド2つの4人部屋一人使用なので、若かりし頃を思い
出しながら下の段を選び、疲れていたのかやがて熟睡。が、3時過ぎに起き出し
て、この文章書き出した。ネットのない時間の何と苦痛だったことか!
※今日の走行地図、
20180615.jpg 
●距離は車の分も合わせて150キロを超えてしまった。
●テンプリンは上から3分の1あたり。

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Category: Berlin-Gdanks-Vilnius 2018.6.13~7.4

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2018.6.14 ポツダム近郊で in Potsdam
ポツダムに行こうと誘ってくれたのはフランツだった。ベルリン市内を見ないのは
ちょっぴり残念ではあったが、前回、ポツダムは通過しただけだったので提案に従
うことにした。が、それが大正解!広大な公園に、歴史遺産ともいうべき城や風車
た点在し、天上を覆い尽くさんばかりの樹々や鳥のさえずりに感動した一日になっ
た。
※が、写真はあまり面白くないので2点ほど。まずサンスーシ城。プロイセン時代
1747年に建立されたという。
DSC05924.jpg 
※これは違うアングルで。まるで緑の壁とも呼ぶべき樹々の量に圧倒された。
DSC05914.jpg
散策後、市内のオランダ地区というところへ行き、昼食。ドイツの田舎料理といえそ
うな素朴なものを食べたが、美味しかった。いろいろ選んで、少しずつ皿に盛り、温
めて出してくれる。そんな気遣いも味のうちか!
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そして歩いていたら青空市に遭遇。早速フランツはアスパラを見つけ、明日会う友人へ
の土産とした。2キロ10ユーロは安い!
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ポツダムから戻り、明日からの食料を買い込み、自転車を整備し、また、彼と落ち合って
夕食。今回はインド料理(カレーをナンで)だった。ナンが初めてという彼も美味そうに
食べていた。店の主人とも会話が弾んだのだが、切り上げようとしたときに「ラムを飲ま
ないか!」と予想外のサービス。喜んでいただいたのだが、これが効いた!!で、明日の
朝食の時間(彼のホテルで一緒にとる)を確認して別れた・・・熟睡!

さて、きょうは爽やかなシーンを何枚か収めたのでそれを紹介します。もちろん、自転車
がらみです!
※朝の通勤風景。スパイダーの子供は幼稚園へか?
DSC05893.jpg 
※お父さんにしっかりガードされて。背中のザックが可愛い!
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※ポツダムで見かけた自転車ツアーのご一行。平均年齢は想像におまかせ!
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※オランダ地区で見かけた一瞬。自転車大国をしのばせるさりげなさ。
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