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  03 ,2017

団塊世代・あらいぐまの自転車日本一周挑戦記


プロフィール

あらいぐま

Author:あらいぐま
団塊あらいぐまの自転車日本一周挑戦記。ただ今、世界へも足を伸ばし中。

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24

Category: しまなみ海道'10.3.2~4

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12月23日 生口島→鞆の浦→福山
昨晩は夕食時に隣り合わせた福山からの老紳士ふたりと話しが弾み、ビールが
追加されたこともあって睡魔に襲われ、早めの就寝となった。そのせいか3時過
ぎに目が覚め、メールなどチェックしてもう一度ベッドイン。これがいけなかっ
たのか、6時起床予定が6時半になってしまった。大急ぎで髭剃り、洗面、布団
の片づけ等々を行い7時朝食。食後に大急ぎで荷物の整理をしたのだが、出発が
7時50分になってしまった。まっ、いいさ。今日の道中は長くない。

まず大三島と生口島を結ぶ多々羅大橋方面へ向かう。先回しまなみ海道を走った
時にここまでは来ているので、今回の走りをつなげたかったのだ。多々羅大橋は
変わらぬ美しい姿で迎えてくれた。
※多々羅大橋。端正な造詣が素晴らしい。
CIMG1326.jpg

そして生口島を左回りに走る。道路脇にはレモン畑や八朔農園などが広がり瀬
戸内海の香りがぷんぷんと漂う。
※このモノレールで収穫したレモンを運び出す。急峻な畑の必需品だ。
CIMG1329.jpg

そして島の対岸、生口橋に着く。ここから因島へ渡るのだが、橋への途中に、平
山郁夫画伯がしまなみ海道53次を描いた際のスケッチポイント看板があった。な
るほど素敵な場所を選んでいるなと感心。
※ここが平山郁夫が選んだ景色。
CIMG1336.jpg

因島は特に見るべきポイントもないのでサイクリングロードの看板を頼りにひた
走る。サイクリングロードとは名ばかりで既存の道路を結びつけただけのロード
だった。一部は完全に農家の作業に占拠されていたのは悲しい。
そして因島大橋を渡ればそこは向島だ。これで今治尾道間=しまなみ海道の全て
の島に足跡を残したことになる。やったぞ!

さて向島へ渡り、鞆の浦方面への渡し船が出航する戸崎港を目指す。ルートを確
認するために道路脇の案内看板を眺めていた時にすごい輩と出会った。50歳は過
ぎていると思われるランニング姿の彼は「今日は呉から尾道まで電車で来、そこ
から走っています。目的地は今治。そこからは電車とフェリーを乗り継いで福岡
へ帰ります」と言う。しまなみ海道だけでも約80キロ。それを一気に走るとは!
世の中にはすごい人がいるものだ!
※戸崎港からのフェリー。利用者がいれば往復する。
CIMG1342.jpg

フェリーを下り、歌港へ上陸した私は一路、鞆の浦目指して走る。右手に海を見
て…が今回の方針だ。が、途中で2カ所ほど寄り道をした。ひとつは海中の鳥居。
この神社は安芸の宮島の厳島神社の分社で、そのために鳥居が海中に建てられて
いるのだという。ご神木である巨大な楠が神々しく見えた。
※これが海中の大鳥居。手前の灯籠も石製である。
CIMG1346.jpg

そしてもうひとつの寄り道が阿伏兎観音(あぶとかんのん)である。昨晩会った
福山からの紳士の推薦だった。来年の干支は兎だ。その漢字を名前に抱くその観
音はきっとスポットライトを浴びるに違いない。紳士はそう言って勧めてくれた。
そこで、鞆の浦へのルートをちょっと外れて観音を訪ねて見たのだが、断崖絶壁
に建つ観音堂はまるで灯台のよう。朱色が海と空に映えて素晴らしかった。
※まさに断崖絶壁に建つ観音堂。子授けや安産の守護としてあがめられている。
CIMG1350.jpg

さて、寄り道はこれで終わり、一路、鞆の浦を目指す。あと数キロというあたり
で弓道の標識があったのでそちらに入る。道は細く、大型車はおろか、軽車両で
もすれ違いには苦労するだろうという狭さ。これでは町を横切る橋を建設しよう
という意見がでるのも無理はないと思った。
※旧道脇の神社に階段にいい表情の猫がいたので一枚。
CIMG1354.jpg

そしていよいよ鞆の浦に入る。大きな石灯籠を見、古い町並みをそぞろ歩けば
今が21世紀であることを忘れそうだ。昼時だったので食堂に入る。ふたりのお
ばさんが経営しているこの店には地元の人がやってくる。「2月にはまたひな
祭りが始まらいのう」などという会話が聞こえる。私はメニューに「人気の」と
書いてあるのにひかれラーメンと蛸の煮物を注文したがこれが大正解!思わず
「ビール!」と叫んでしまいたくなる逸品だった。
※これが鞆の浦を代表する景色。
CIMG1355.jpg
※この佇まいに誘われて客となった。「おてび」の意味は聞き損ねた。
CIMG1365.jpg

おばちゃんは言った。「このあたりは下水道もない。作ろうとすると1本しか
ない県道を掘り返さなければならない。すると、代わりのルートがないから生
活がストップしてしまうのさ」その事態を解決しようというのが海上に橋を架
けようという計画なのだが、これは途中で頓挫していて、再開の目処はたって
いないらしい。町並みや景観は保存したいが生活も大事。悩ましい問題だ。
※この狭い道路が県道なのだという。車とすれ違う時、私は自転車を止めたのものだ。
CIMG1367.jpg

鞆城跡からも町全体を眺め、いくつもの寺院を見、小路をそぞろ歩き、保命酒
を試飲し…鞆の浦を満喫した私はまた自転車にまたがり、福山を目指して走っ
た。午後になり風はやや冷たくなってはきたが芦田川堤防上の道路は気持ちよ
かった。遠くに福山城も見えた。午後2時30分。私はスーパー銭湯の前に停車
した。ここで自転車をパックし、汗を流してから新幹線に乗ろうという算段だ。

こうして私のしまなみ海道リベンジの旅は終えた。わずか2日間だったが記憶
に残るいい旅だった。何より、しまなみ海道が1本のルートとしてつながった
のが嬉しい。
※鞆の浦を去る時に撮った1枚。今回唯一の自画像。
PC230711.jpg

●今日の走行ルート
走行距離:73.3km 走行時間:4時間7分 平均速度:17.8km




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Category: しまなみ海道'10.3.2~4

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12月22日 広島→竹原→須波→生口島
スタートの朝がやってきた。目覚ましは6時に合わせたがその30分前に目が覚めた。
顔を洗いあらいぐま、身支度を整え、6時からやっている朝食バイキングに行く。
このホテルは和食の朝食を無料で提供してくれる。野菜メインなのが気に入ってい
る。日の出は7時20分頃と聞いていたので7時過ぎにチェックアウト。が、道路には
雨の名残。どうやら明け方にひと雨あったらしい。しかしもう上がっているのは幸
運。スリップに注意しながらべダルを踏み出す。その時刻7時10分。

国道を避けるルートを選ぶのはいつもと同じ。で、今回選んだのは31号線。すると
まず目に入ってきたのはマツダスタジアム。三冠王に輝いたカープのエース前田健
太のホームグラウンドだ。今年の大活躍でカープ最速で(5年だ)1億円を突破した
と地元メディアで大きく報道されていたが他球団では2億円突破が相次いでいる。
「可哀そうだ」が地元ファンの声。私も同情するが球団の事情には逆らえない。
※マツダスタジアムの威容。来シーズンのマエケンの活躍を期待しよう。
CIMG1292.jpg

さらに進むとマツダ本社があった。そのせいか走っている車はマツダ車が多いよう
な気がする。私のスポルト20と同型車も見かける。なんとなく嬉しい。工場地帯が
終わると海沿いを走る。広島市も海に面した町であることを思い出す。そして、見
えるのはかきの養殖棚だろうか。一昨日に食べたが旨かった。
※広島湾。行きかう船舶とかきの養殖棚。
CIMG1296.jpg

やがて呉に至る。港には沢山のドックがあり、大型船舶もそこで長旅の疲れを癒して
いる。港沿いに走った私の目に飛び込んできたのは大きな潜水艦。これが鉄のクジラ
と呼ばれる展示物で、ここは自衛隊の展示館だった。その向かいには大和ミュージア
ム。そう、あの戦艦大和はここ呉で製造されたのだ。10分の1モデルが展示されている
というので入館してみた。モデルとはいえ迫力がある。別室には人間魚雷回天も展示
されていた。忘れてならない歴史の一部だと思った。
※鉄のクジラ。威容と「いってよい迫力。
CIMG1301.jpg
※戦艦大和の10分の1モデル。精密で美しい。
CIMG1303.jpg

呉から竹原を目指す。隧道を経由するショートコースと半島の先端音戸を経由する巡
回ルートがあるが、音戸大橋を見たかった私は後者を選んだ。が、これは特に印象的
なルートではなかった。静かな漁村の雰囲気を味わえただけといってよい。
そしてまた185号線に戻る。ここから竹原までの道路は広くはないが行きかう車も多く
なく、また、適度なアップダウンを繰り返し、海から離れては寄り添い、走って楽し
いルートであった。そして私は古の空間に迷い込む。そう、そこは竹原市の町並み保
存地区。タイムスリップさせてくれるこの空間はとても落ち着く。のんびりとそぞろ
歩いてみたいと思ったが、今回は道の駅をちょっと覗くだけで先を急いだ。
※町並み保存地区でのワンショット。
CIMG1312.jpg

※造り酒屋の軒先には使用する米が展示されていた。
CIMG1316.jpg

竹原の道の駅でアンパンなど食しながら時計を見たら1時半だった。須波のフェリータ
ーミナルまであと約20キロ。フェリーは15時、16時、17時…に出る。今から15時発に間
に合うか?逡巡しながらも、頑張れば15時に間に合うかもと思い至り、さあ、飛ばしま
したよ、私。竹原以降、特に見るべきものもないのも好都合だったし。そして何と、フ
ェリー乗り場に14:30に到着してしまったのです。ゆっくりと温かいコーヒーを飲み、冷
えた体に生気を取り戻し、悠々15時発のフェリー船内の人となり、15:20に生口島上陸。
勝手知ったる島なので迷うことな温泉宿到着。露天風呂に入るのを少々待たされたが、
疲れた体をグーンと伸ばして温泉に浸れば元気復活。露天風呂に居合わせた福山からの
お二人に(幼馴染だそうです)福山の見どころを教えていただきました。
※フェリーから生口島を望む。
CIMG1321.jpg

さて、明日の天気予報は曇り時々晴れ。しまなみ海道の橋の上は寒いと知ってはいるが
それを渡らなければ今回の旅の目的は達成されない。ここはケセラセラを決め込むしか
ないか?

今日のルート
走行距離:109,9km 走行時間:5時間35分 返金速度:19,6km

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広島ポタリング
20日、広島着。夕方、知人と会うまでの時間を利用して市内をポタリングしてきた。
ホテルが平和大通りに近かったのでまず平和記念公園へ向かう。通りはライティングされて
いるのだがまだ点灯はしていない。今晩を期待しよう。
約10分で平和記念公園へ。静かだ。そしてピーンと張り詰めた雰囲気が漂う。自転車のまま
公園に乗り入れ、まず世界遺産原爆ドームへ向かう。元安川越しに眺めるその焼け落ちた建
物の存在感はいつもながら圧倒的だ。自転車を止め、思わず手を合わす。
※原爆ドーム。元安川に浮かぶシルエットが美しい。
PC200699.jpg

次いで原爆の子の像へ向かう。原爆症からの快癒を願って鶴を折った佐々木偵子さんを偲ん
で建立された鶴を折る女子の像は青空にすっくと映えてきれいだった。像の下に用意された
折り鶴を収納するボックスにはぎっしりと折り鶴が収められていた。海外の高校からのもの
もあった。
※偵子の像。
PC200700.jpg

その後しばらく公園を走り回った後、川沿いのサイクリングロードを川上へ走った。そして
銀色に輝く不思議なオブジェを発見した。
※これがオブジェ。クジラのような鳥のような、不思議な形状に目を奪われた。
PC200705.jpg

何だろう?とオブジェ下にある看板で理解できた。これは「こん(魚へんに昆)」という魚が
成長すると「鵬」になるという言い伝えにちなみ、成長する広島市を象徴するものとして制作
されたのだそうだ。

オブジェを後にして広島城へ向かった。松本城程ではないが黒っぽいその佇まいは迫力十分。
残念ながら場内に入る時間はなかったが、晴れた日には多くの市民が訪れるところなのだろう
と予想できた。
※別名は鯉城(りじょう)。毛利輝元や福島正則の居城だった。
PC200706.jpg

冬の夕暮れは速い。暗くなってきたかな…と思う間もなく闇はどんどん深まる。そして気温も
どんどん下がる。寒さを覚えたのでポタリングを切り上げ、繁華街あたりを見物しながらホテ
ルへ戻った。約1時間半、8キロの散策だった。

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雨マークが・・・
明日は広島へ出発する。仕事は明後日。午後3時頃には終えるだろうが、日照時間
の短い今、出発するのは無理だ。で、もう1泊して、22日早朝、生口島へ向けて出
発することになる。
そこで、持参するもの、パーツ、着替えなどの準備をしているのだが、仕事と走行
時と同じ服装というわけにもいかず、荷物が結構多くなりそうだ。加えて、現地の
週間予報に雨マークが登場した(2,3日前まではなかったのに!!!)。そこで
厚手のものをもう1枚増やそうかという選択に迫られる。冬の自転車の宿命か?

嫌な思い出が脳裏をよぎる。雪マークで走行を諦めた生口島のことだ。

前日の夜、気象情報は雪を伝え、朝、目覚めたときには降雪の形跡は確かにがあった。
気温も低かった。しかし、雪も雨も降ってはいない。もう低気圧は過ぎ去ったのか?
そう思わせる天候だった。が、昨晩のNHKは・・・確かに雪を予報していた。大概
の人は、まだ降るのだと思っただろう。私もそう思った。で、しまなみ海道を諦め、
三原行きのフェリー乗り、広島空港経由で帰ったのだが、空港に向かうバスのなか
から見る空はすっかり晴れあがり格好の自転車日和だ。強行すればきっと鞆の浦へ
到達出来たのではないか…と思われたのだ。

広島、尾道に現れた雨マークに私はまた悩んでいる。

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突然ですが、広島から鞆の浦を走ります。
なかなか決まらないでいた出張日程が決まりました。何と、12月21日に広島へ!
実はこの日は武道館でFM東京主催の「第九」演奏会があり、出演の予定をし
ていたのです。が、同行のクライアントが21日しか空いていないということで、
その日を中心に調整が進んでいました。で、結局、その日に決定!武道館第九
は諦めることになりました。

が、残念に思うそのカゲに、ちょっとほくそ笑むあらいぐまがいるのです。

そう、広島はしまなみ海道に近いじゃないですか!そして、今年3月、しまな
み海道を走った時に、荒天を避けるために、生口島から三原へフェリーで出て、
そのまま帰京しているのです。その未走行ルートを完走する絶好のチャンスで
はないですか!ほくそ笑んだのはそのためです。

で、早速ルートを決めました。仕事を終えた翌朝に広島を発ち、須波まで走っ
てフェリーで生口島へ。ここに宿泊して翌日はしまなみ海道経由鞆の浦へ。そ
して福山へ出て、新幹線で帰京しようと思います。
ルートはこんな具合です。
※広島から生口島へ


※生口島から福山へ


わずか2日間ですが、やり残しを解消できそうでとても嬉しいです。
旅の様子はまたアップしますので、読んでください。その前に、パッキングの
準備を始めなくちゃ!


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